Surabaya Lab.

2026-06-25

競馬に裁定取引は存在するのか?

競馬は「市場」でもある

競馬は「予想のゲーム」だと言われます。もちろんその通りなのですが、最近は少し違う見方をするようになりました。

「競馬は市場でもある」

人々がそれぞれの予想を持ち寄り、その結果としてオッズが形成されます。単勝オッズも、複勝オッズも、3連単オッズも、その意味ではすべて「市場価格」です。

しかし、ここで一つ気になることがあります。

単勝、複勝、3連単は本当に整合的なのでしょうか?

ある馬が勝つ確率について市場がそう考えているなら、その馬を含む3連単の価格も、それに応じたものになっているはずです。

だが実際には、そうは見えない場面が多々あります。単勝・複勝から考えると十分あり得る組み合わせなのに、3連単だけが妙に売れていない。あるいは、その逆のパターンもあります。

もちろん、それは市場が見落としているのではなく、自分が見落としているだけかもしれません。それでも、この「ズレ」は非常に興味深いものです。

裁定取引というアイデア

株式市場には裁定取引(アービトラージ)という考え方があります。複数の市場の価格に矛盾があれば、それを利用してリスクなしに利益を得るという発想です。

競馬に、全く同じ意味での(完全にリスクのない)裁定取引は存在しません。的中しなければ、理論上どれだけ「お得」に見えた買い目も0円になります。

それでも、「市場の異なる場所に現れる価格のズレを探す」という構造そのものは、驚くほど似ています。

単勝オッズと複勝オッズという、すでに市場が出している2つの「答え」から、3連単の理論価格を逆算できないか。

そう考えて、3連単オッズジェネレーターというツールを作り始めました。

これから書いていくこと

このnoteでは、そのツールの裏側にあるモデルと、実際のレースで見つかった「ズレ」について、何回かに分けて書いていきます。

次回は、単勝・複勝確率から3連単の確率を組み立てる部分、いわゆる「モデルの中身」についてです。

競馬予想というよりは、一種の「市場観察の記録」として読んでもらえたら嬉しいです。

SURABAYA LAB.

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