高校野球では2026年の春から、投手の代わりに打席に立つ「指名打者(DH)」を使えるようになりました。投手がDHを兼ねる、いわゆる「大谷ルール」も認められています。決まった経緯と、使い方の選択肢をまとめました。
結論
- 2025年8月1日の日本高校野球連盟(日本高野連)の理事会で、DH制の導入が決まりました
- 2026年春の都道府県大会と選抜大会から使われています
- DHを使うかどうかは、試合ごとに各校が選べます
- 先発投手がDHを兼ねる「大谷ルール」も使えます。降板後もDHとして打席に立てますが、再び投げることはできません
なぜ導入されたのか
日本高野連は、導入の理由として3つを挙げています。部員が減るなかで選手が活躍する機会を増やすこと、投手の健康を守ること(とくに夏の暑さへの対策)、そして学生野球全体でDH制を採用する流れです。
投手が打席に立たず、走者にもならなければ、そのぶん体力を守りに回せます。打撃が得意な選手にとっては、守備位置が埋まっていても試合に出られる道が増えます。大学野球でも、東京六大学や関西学生のリーグが2026年春から採用し、プロ野球のセ・リーグも2027年からの採用を決めています。
大谷ルールとは
先発投手を打順に入れ、投手とDHを1人で兼ねる使い方です。投手を降りたあとも、DHとしてそのまま打席に立ち続けられます。投打の両方が得意な選手を、投げ終わったあとも打線に残せるのが利点です。
ただし、DHとして残ったあとは、もう一度マウンドに上がることはできません。試合の途中で一度降りて外野を守り、また投げるといった使い方を残したい場合は、あえてDHを使わず、投手として打順に入れる選択もあります。
最初の大会では
DH制が初めて使われた2026年の選抜大会では、1回戦で出場32校のうち26校がDHを使いました。多くの学校が使う一方で、投手の再登板の可能性を残すためにDHを使わない学校もあり、選択の幅が采配の一部になっています。
ゲーム「白球三年」での扱い
SURABAYA LAB.の高校野球監督シミュレーション「白球三年」でも、オーダーでDHを使うかどうかを選べます。まれに、投手としても打者としても通用する「二刀流」の才能が開花する選手が現れ、その選手をDHの位置に入れて先発させると投手兼DHになります。
降板したあともDHとして打ち続け、再登板はできません。投手兼DHの選手に代打を送ると、次の守備から投手も交代になります。相手校も、打線が良くなるときにはDHを使ってきます。登場する学校・選手・大会はすべて架空です。
この記事について
- 規則の内容と経緯は、2026年10月時点で確認できた報道・公表内容にもとづいています
- 細かな運用は、日本高野連が公表している規則で確認してください
- 「白球三年」の仕様は、2026年10月時点のものです
SURABAYA LAB.